人間らしさを最大限に表す、オイリュトミー芸術とは?/オーケストラに向けて
- オイリュトミー
- 人間らしさ
- 動き
- 命のプロセス
- オーケストラ
2024年8月27日
ヴィリギリウス・フォーグル
オイリュトミスト、東京賢治シュタイナー学校代表
目次
人間的なもの、オイリュトミー
ー人間らしさを最大限に表す、オイリュトミー芸術とは?
皆さんこの世界で人間的なものは一体何でしょうか?
もしかしたら次のように答えられるかもしれません。それは人間が愛し認識できる行いです。では一体それは人間のどこで表すことができるのでしょうか?
私は次のように答えたいと思います。それは人間が歌ったり言葉を話したりすることです。人間が自分で考えた中で生まれた言葉や自分の中に音楽として響いているものを歌として表現する。そしてそれを直接見えるものにしたら、一体どのように表現できるのでしょうか?
もしかするとそれは一つの動きとして表現することができるのかもしれません。その行いは一番人間的であり、本来とても美しいものであり、そしてそれが目に見える形であらわれてくるものと言えるでしょう。もちろんもう一方においては、醜いもの悪いものも言葉などであらわす言う反対意見も出てくるかもしれませんね。しかし、もしそうなってしまったら、私たちは人間であると言う事から遠く離れ、自らを失ってしまうかもしれません。
オイリュトミーは、人間の中の一番人間的であるものを「動き」として表現することを課題としました。オイリュトミーで表されるものは常に変化していくプロセスを動きとともに表現するのです。
オイリュトミーは完成したものではありません。常に形作り、常に移り変わっていく原理を持っています。しかもオイリュトミーは音楽が生み出される瞬間のプロセスにあり、音楽を動きとともに表現するからです。
音楽の中の生き生きとしたもの、命あるもの、それらを動きとともに表現するものがオイリュトミーなのです。
オーケストラへ向けて
この世界の命あるものはたくさんの多様な形で存在しています。それらは個別で存在しているのではなく、常に何かと関わりながら命のプロセスを営んでいます。
例えばオーケストラの中で様々な楽器が様々なメロディーを奏でます。ですからオーケストラはオイリュトミーの動きを通して、より豊かな芸術へと高められていくのです。それぞれの楽器が多様な表現をする中で、オイリュトミー芸術は高みに向かっていきます。
今回のにもプロジェクトでは、このオイリュトミー芸術の最高峰の課題にオイリュトミストの方たちが取り組みました。日々それぞれの分野でたくさんの仕事をしている方々が今回のプロジェクトにすべてのエネルギーを注ぎ込みます。
今回のにもプロジェクトのオイリュトミー公演を通して、皆さんは命は何かと言うことを美しい音楽とともに深く体験するでしょう。そしてその中から皆さんが人生の中で今まで見たこともない素晴らしい命あるプロセスを体験することと思います。
今回の福岡公演でさらにたくさんの方が生きることへの喜びと素晴らしさをオイリュトミーの舞台を見ることでで体験してくださることを願います。
2024年9月 にもオイリュトミープロジェクト福岡公演に寄せて