
オイリュトミーと動物
- シュタイナー教育
- 動物学
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- 衣装
2024年9月16日

河端 則子
オイリュトミスト、オイリュトミー療法士
目次
シュタイナー教育・動物学より
シュタイナー学校のカリキュラムでは動物学を4年生で学ぶ。
人間が、バランスが取れているのに対して、動物達はそれぞれ特徴的なところが発達している。
例えば鳥達は優れた視力を持っており、感覚力に富んでいる。
ネズミは大きな歯を持ち、嗅覚がすぐれ、考えることができる。
人間を頭人間、胸人間、腹手足人間と分けて考えると、鳥やネズミは頭人間に近い存在だ。
では胸人間に近い存在はというとネコ科のライオンである。心肺機能が高く、瞬発力を備えている。
腹手足人間はというと、牛である。牛は4つの胃を持ち、消化能力が高い。
にじみ絵で描く動物の色の視点から
にじみ絵を描くとき、鳥は黄色という光に近い色で表し、ライオンは赤に近い色で、牛は青に近い色で描く。
色は魂の雰囲気を持っている。黄色一思考、赤一感情、青一意志(無意識の)の雰囲気を持っているように思える。
それを思い出して、このオーケストラオイリュトミー新世界の衣装(第一楽章)を見ると、鳥の声のようなフルートや木管楽器は黄色~みどり系、より力強い金管楽器はオレンジ系、弦楽器はワインレッド系で、打楽器ティンパニーは青のドレスに赤のヴェールである。
このにじみ絵の動物達の色と比較してみると面白いものが見えてくるように思う。
2024年9月 にもオイリュトミープロジェクト福岡公演に寄せて